盛り作業

【本日のポイント】盛り作業のポイントは熱を逃がさない事

【本日の流れ】

本日は二回目の洗米の日。

米は前回と同じ美山錦。

午前中は、8時前から室の中で盛り作業。

昨日切り替えした麹米を手でばらした後、機械で更にばらします。

その後、バケツに入れて盛り場へ。

木枠に布を張ったところへ約10kgの麹米を入れてて、四隅をしっかりと抑えます。

これは、角から熱が奪われてしまう為です。

全体的にしっかりと押さえ込み、ゴアと掛布2枚でしっかりと保温します。

これで温度をキープするのです。

その後は切り返しをした場所の掃除。

この作業が終わり、洗い物が済んだ後、洗米へ。

一昨日動かなかった小型軽量洗米機は無事に動きましたが、実際は10kgを正確に計ることは難しく、

どうしても端数が出てしまうのが現状。なんとかならないものか…。

MJPでも問題発生。洗米後に、米を下に排出する際に、MJP内にお米が残ってしまう事態に。

しかもそれに途中まで気づかない事により、吸水がうまくいっているかわからない状況になってしまいました。

明日の蒸し以降が心配。

午前中は片付け、タンク清掃を行って終わり。

午後は、蒸米機に米張りを行いました。

お米を蒸米機全体にならしていき、全体の厚みを均等にします。

均等にすることで、圧力が均一になり、良い蒸米になるからです。

この作業を行ってみたところ結構な重労働。ならし棒が結構重く、片手で持つのはかなり握力使います。

また、母衣を縄で縛るのですが、これもまた重労働。体重も筋力もまだまだの自分ではしっかりと絞まっているか不安。

明日の朝の蒸米がうまくいくか心配です。

それが終わったら、ジャンボックスを洗って、マットを取り込んで本日の作業は大方終了。

【気付いた課題】何のためにやる作業なのか、今後にどのような影響が出るのかを把握しないまま作業をしている。

【考え得る解決策】

杜氏、副杜氏から、なんのためにやっているのか、これがうまくいかないとどのような影響が出るのかを

しっかりと伝えないと、抜くところ、抜いてはいけないところの判断が付きづらい。

全部抜かないのが理想だが、蔵人も全部集中してはいられないので、その部分は重視していただきたい。

日本酒造り日誌

醸造、食品用機械、消耗品を取り扱う専門商社の跡取りが、1シーズン日本酒造りに参加することになった為、この貴重な体験を記録し、発信していくために立ち上げたブログです。 インターネット広告代理店→醸造用品専門商社という、業界にはあまりいない経歴なので、その視点を忘れずに記事更新をしていきます。

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